【東日本大震災】命をかけたアナウンスで南三陸町一万人を救った一人の女性。
【東日本大震災】命をかけたアナウンスで南三陸町一万人を救った一人の女性。
画像引用元:YouTube
東日本大震災発生の際、宮城県南三陸町で命を賭けて避難を呼びかけ、災害の犠牲となった町職員の遠藤未希さんはじめ危機管理課の職員の方々。
当時のニュースやネット上でシェアされ、記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。
住民に避難を呼びかけ、多くの命を救ったあの防災無線の音声が完全な形で残っていることが分かりました。
地震発生の直後から放送が始まり、サイレンに続いて危機管理課の職員だった遠藤未希さんが
「震度6弱の地震を観測しました。
津波が予想されますので、高台へ避難して下さい」
と呼びかけています。
画像引用元:YouTube
この時点で大津波警報は出ていませんでしたが、町は独自の判断で津波への警戒を呼びかけていました。
呼びかけは62回で、このうち18回は課長補佐の三浦毅さんが行っていたそうです。
男性の声でも呼びかけて、緊張感を持ってもらおうとしたということです。
その三浦さんもまた、今だに行方が分かっていません。
南三陸町で死亡確認280人、安否不明も多数…
その一方で約1万人が命をつなぎました。
動画に収録されている音声は、なおも放送を続けようとする未希さんの声を遮るように
「~~~もういいよ」
という周囲の制止のことばで終わっています。
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