大名半泣き…江戸時代の一大イベント、参勤交代でかかる日数と費用とは?
大名半泣き…江戸時代の一大イベント、参勤交代でかかる日数と費用とは?
1635年に三代将軍家光によって制度化された”参勤交代”。
画像引用元:YouTube
大名の幕府への忠誠心を計るために、一年おきに江戸と大名の領地を往復させるというもの。
参勤交代といえばあの「下に~、下に!」の大名行列。
大名は、藩の力を見せつける為に大勢の家来を引き連れていて、その様子はとっても華やか。
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しかし、その裏側は壮絶なものだったようです。
交通機関が発達していなかった江戸時代、当然移動手段は徒歩ですからかかる日数も半端ありません。
しかも少しでも費用を減らす為、1日の移動距離はなんと40km!
「加賀百万石」で有名な加賀藩では二週間ほど、九州の薩摩藩は一か月。
そして北海道の松前藩に至っては船も使ってなんと40日もかかっていたとの事。
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松前藩のあまりの行程の大変さに将軍は、一年おきの参勤交代を「五年ごとで良い」と特例を出すほど。
しかも何百人、何千人という家来を従えて移動する大名行列、その宿泊代や食事代…
はたして1日に掛かっていた費用はどの位だったんでしょうか?